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「ボルダリングを始めよう」(第3回)


第3回となりました当特集。今回は初めて行くにあたって、登るよりも先に知ってほしい事、というお話しをしたいと思います。

まずは、下の1枚の写真を見ていただきましょう。

すでに一人の男性(写真右側)が登り始めております。そこに「これからどこを登ろうかな?」と思っている女性が(写真左側)がいらっしゃいます。

さて、皆さん、この写真を見てどう思うでしょうか?と言うのが今回のお話し。

今回は「危険予知」をテーマに、安全そしてそれを元にした「ルールとマナー」のお話しをしたいと思います。

まず下の女性からの視点から。

・上から人が落ちてくるかもしれない。
男性のルートがこれから画面奥側に設定されていた場合、男性が自分の上を通る事になるかもしれません。そして、ひょっとしたら失敗して上から落ちてくるかもしれない。また、ルートが最後まで行った時に、最後下も確認せずに「ひょっ」と飛び降りてくかもしれません。ひょっとしたらそれに巻き込まれケガをしてしまう事も。なので、「登っている人の下に入らない」事が大事。

・人のルートの邪魔をしてしまうかもしれない。
「自分はまだレベルが低いルート、上に行くだけだから大丈夫だろう」「今日はお店が混んいるけれども少しでも登りたい」と言ったような心理から、まだ人が登っていても「自分は大丈夫だろう」と登り始めてみたけれど、結果人のルートを遮ってしまう(かつ、相手が落下してしまう)事があるかもしれません。
ボウリングのように同時にレーンに立ったら「右側優先」と言ったような明確なルール分けがあるわけではありませんが、登っていたら登らない、そして自分ばかり登らず、廻りを見て登る、と言ったちょっとした「譲り合いの心」が事故を防ぐのだと思います。

さて、今度は男性の視点から。
・自分がおりる時に下に人がいるかもしれない。
自分が上まで行ったときに、「やった」「うれしい」と思うのは当然の事。苦労してようやく登れるようになったのならなおさらの事でしょう。
さらにオーバーバンク(上に行くほど自分の方に壁が傾斜している)コースなどではさらにさらに。(と、この辺でやめておきましょうかw)
まっすぐな壁でも、おりる時は壁から離れるもの。オーバーバンクならなお通路寄りになり、人が下にいる確率も高くなります。そこでなんの確認もせずおりてしまってはあぶない事がわかっていただけるでしょうか。
おりる時はまず下を確認し、人がいるならば、下に「これから降ります」と自ら声をかけ、かつ、できるならば、壁を少しつたって降りて、それから降りる、というようにすればリスクも減るかと思います。

そう、「安全に降りるまで」がボルダリングなのです。

こういった安全に関するマナーは、上級者になっても覚えておきたいところ。だってちょっと登れるようになったとき、初心者の方を見て「あ、そこにいるとあぶないですよ」なんて声かけたらかっこいいじゃないですか。(*^ー゚)b

他にもお店毎に独自のルールがあったりするところがあります。たとえば、
・(クライミング)シューズはマットの上でのみお使い下さい。(他ではシューズを脱ぎましょう)
・飲食は休憩コーナーでお願いします。
と言った内容や、他にもいろいろあるかと思います。

ボルダリングジムもプライベートな空間ではなく、共用の空間。安全、ルール、マナーに配慮して楽しく登りたいものです。

次回はいよいよ「ボルダリングジムに行こう」と、実際にはじめてお店に行ったときの話などをしてみたいと思います。<(_ _)>


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